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C型肝炎(viral hepatitis type C)

C型肝炎が治し難い理由
C型肝炎ウイルスの遺伝子がRNAで作られているので変異しやすいためです。
通常の遺伝子は変異し難いDNAで作られていて増殖するときにDNAからRNAに複製されます。

C型肝炎ウイルスの感染ルート
C型肝炎ウイルスは体液でも感染しますが、感染力が弱いために主な感染源は血液になります。
そのため、以前は輸血によって感染することが多かったのですが、1992年春以降、輸血用血液の検査が進歩したため、輸血による感染は稀になりました。
現在の主な感染ルートは、注射針の使い回しや医療従事者が感染する医療事故です。

C型肝炎は慢性化する
C型肝炎ウイルスが感染すると、先ず、急性肝炎になります。
(C型の急性肝炎は急性肝炎がどうかも判らないほど症状が出ないことがる)
感染した人の6,7割の人はC型肝炎ウイルスが残りキャリアとなり、残り3,4割の人は急性肝炎だけで完治します。
慢性化するのはキャリアになった人です。
慢性肝炎になると、肝炎が休止状態になったり再発したりを繰り返します。
休止状態のときには肝細胞の破壊状態を示すGOT・GPTの値は正常になり、再発すると異常値になります。
慢性化すると、肝臓の状態は悪化し続け、肝炎が続くと10から20年後に肝硬変になり、最終的には肝硬変になり、それから、5から10年後には癌化します。

C型肝炎の自然治癒
自然治癒率は数%です。

インターフェロン治療
インターフェロンはC型肝炎ウイルスの増殖を抑制し、また、C型肝炎ウイルスの遺伝子を破壊します。
インターフェロンでC型肝炎ウイルスを絶滅できるのは3、4割程度ですが、数割が症状が改善されます。

C型肝炎が自己免疫性肝炎と合併しているとき
自己免疫性肝炎を抑えるためにステロイドを大量に使うと、C型肝炎ウイルスが殖えてしまうのでステロイドは少量にします。
しかし、B型肝炎ウイルスにも感染しているときにはステロイドがB型肝炎ウイルスを殖やして肝炎を悪くするので注意が必要です。

C型とB型の共存
B型肝炎も慢性化するので、B型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスの両方が棲みついている可能性があります。
そのため、時として肝炎の診断結果がB型或いはC型と変わることがあります。
また、複数の肝炎ウイルスが棲みついている場合には休み無く肝炎が続くことが多いので注意がより必要です。

C型慢性肝炎の症状
GOT・GPTの値が正常でもC型肝炎ウイルスを持っている場合があります。
また、異常値でも相当酷くなるまで自覚症状らしきものは出ないことが多いようです。
これに対して、B型慢性肝炎は、黄疸や食欲不振、全身倦怠が強く出ます。


C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかの診断
C型肝炎ウイルスに感染して急性C型肝炎になっても肝炎らしい症状が出ないことがあるため、症状だけでは感染の有無は診断できません。
そこで、HCV抗体検査をしますが、抗体が出来るのはC型肝炎になってから早くて2週間、遅ければ1年ぐらい掛かりますから感染を疑われる場合には注意を要します。
HCV−RNA検査では感染後1週間で診断できます。

ただし、一般の健康診断でHCV抗体検査が陽性でもC型肝炎ウイルスがいない場合があります。
C型肝炎ウイルスに感染しても急性肝炎になって完治し、ウイルスもいなくなってしまう方が3,4割居るからです。
しかし、献血時の検査は詳しく行われるので陽性と通知されれば間違いなくC型肝炎ウイルスのキャリアです。

また、C型肝炎ウイルスのキャリアでもGOT・GPTが正常値の方が4割ぐらい居ます。
この人たちは
無症候性キャリア と呼ばれますが、肝臓が正常かどうかは肝生検をやってみないと判りません。
無症候性キャリアの9割ぐらいは慢性C型肝炎で、残り1割ほどは
健康性キャリア と呼ばれます








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