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真珠腫性中耳炎

腫瘍の「腫」が付いていますが、癌ではありません。
しかし、 適切な治療を施さなかった場合には頭蓋内まで侵入して脳炎や脳腫瘍を発症する、性質の悪い(悪性)の中耳炎です。
多くの場合、左右両側の耳に発症します。

真珠腫性中耳炎の発症には幾つかのタイプがあります。

鼓室で大きくなるものは角化上皮で普通の皮膚と同じです。
そのため新しい角化上皮を作り続けますが出口が無いために雪だるまの様に巻き込みながら膨らんでいきます。この塊を「真珠腫」と呼びます。
真珠腫の表皮が骨に接すると、表皮から出る酵素の為に骨が熔かされてしまいます。
このような性質を持った真珠腫は耳小骨を壊し、内耳に炎症を起こし、顔面神経を圧迫し、頭蓋骨を壊して脳腫瘍や脳膜炎を起こします。

真珠腫性中耳炎の症状
鼓膜の一部が鼓室にめり込むタイプでは初期症状は殆どありませんが、進行すると悪臭のする耳垂れ(膿)が出ます。
中耳炎からの移行によるタイプでは、悪臭のある耳垂れが出ます。
中耳炎から移行する慢性化膿性中耳炎では耳垂れの悪臭は強くないので、耳垂れに悪臭があったら要注意です。
⇒慢性化膿性中耳炎
耳垂れは風邪を引いたときなどには多く出ますが、普段は固まっているために少ないです。
また、真珠腫性中耳炎では白っぽい耳垢が出ることがありますが、慢性化膿性中耳炎では白い耳垢は出ません。
その他、耳の痛み、発熱、吐き気、頭重感、めまいが起きます。
めまいは回転性で、内耳の平衡器官まで侵されたことになります。
真珠腫性中耳炎で耳垂れに血が混じっていたら骨が侵されています。
発熱は、最高が39度以上あり、一日の内で1度以上上下している場合は脳炎を発症した疑いがあります。

病状の悪化速度は真珠腫性中耳炎が早いのに対して慢性化膿性中耳炎は年単位の遅さです。
少量でも臭い耳垂れが出たときには直ぐに診療を受けましょう。脳炎や脳腫瘍に移行すると耳の治療では済まなくなります








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