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気になる病気の自己診断

精神分析法概論

心理療法
身体に異常が無いのに言動が異常な場合が心理療法の対象になります。
中世以前ならこのような症状を持った人は、悪霊・魔物・狐が憑いたなどと言われ、その多くは宗教の対象になったことでしょう。
病気と認知される19世紀に入ると、彼らは治癒しないものとして閉鎖的な精神病棟に閉じ込められました。
そして、20世紀になって精神病に効くと言われる薬剤が出来ると、薬剤に頼る治療法が蔓延します。

宗教や薬剤でも無い治療法を考案したのは、オーストリアの精神医学者ジークムント・フロイト(Sigmund Freud 1856-1939)です。
彼は心の葛藤が無意識の中に抑圧されて残り、それが言動に現れると主張し、無意識の中にある心の葛藤を知る精神分析法を編み出しました。

フロイト、スイスの精神医学者ユング(Carl Gustav Jung 1875-1961)によって興された精神分析による精神心理療法を「精神力動療法」と呼びます。
この種の療法は心理状態は仮定によって説明され、その仮定の上に成り立っていますから、治療効果は患者の状況や精神分析家の技量によって異なり、???という場合も少なくありません。
また、精神力動療法は躁鬱病や総合失調症には効果がありません。

精神分析法の主な種類

自由連想法
フロイトが使った手法で、多くの精神分析家が使っています。
患者をリラックスさせ、患者の思い浮かぶことを自由に話させます。
この手法は患者の心の扉を開かせて抑圧しているものを探すというものです。
しかし、心の扉を開かせるのが最も難しいです。
簡単に開かせることが出来たならそもそも心の病にはなりません。
精神分析家は患者に質問したり口を挟んだりせず、ただ、記録します。
そして、患者が口に出すのをためらったり、口淀んだりした事が抑圧しているものに関係があると判断し、患者が悩みを解消出来るように援助します。

言語連想法
ユングが使った手法です。
精神分析家は患者に言葉を投げかけ、患者はその言葉で連想したものを直ぐに答えます。
分析法は自由連想法と同じで、答えるのにためらったりした言葉に関係があると判断します。

行為・表情を分析する方法
精神分析家は、患者の失敗・失言・ためらう行為・表情など身体の変化などに注意を払い、それについての解釈を患者に聞かせて更に葛藤の核心に迫っていきます。
もちろん、分析家は患者に圧力を加えないように優しく接します。

夢判断
夢は過去の出来事で構成され、無意識の中にある心の葛藤はその過去の出来事に原因があるのだから夢を分析すれば心の葛藤が判る。
ただし、無意識が夢の本当の意味を隠しているのだから夢を分析しても葛藤の手掛かりを得られるに過ぎず、また、無意識が隠している以上、患者自身では夢の分析は出来ず、熟練した精神分析家でなければ出来ないと、フロイトは主張しました。

催眠法
患者に催眠術を掛けることによって患者をリラックスさせてから分析家の質問に答えさえる方法です。
しかし、患者が分析家に迎合する答えをしたり、患者が催眠中に答えた内容を拒否するために、催眠法の有効性が疑われています。

投影法
患者にインクを溢したときに出来るような無意味の染み模様を見せて心に浮かんだものを直ぐに答えさせるものです。
よく知られた模様には、顔にも花瓶にも見えるものがあります。
この手法はヘルマン・ロールシャッハ(1884-1922)が考案しました。
患者は、意味の無い模様を無作為に選んで見せられるので、患者自身の人格によって答えざるを得ないと考えました。


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