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ぎっくり腰(腰椎捻挫)の自宅療法

直ぐに救急車を呼ぶ必要があるか見極める
突然、腰部に激しい痛みが起こるものには、ぎっくり腰(腰椎捻挫)の他に、 腰椎ヘルニア、腰椎の圧迫骨折、脊椎すべり症などがあります。
腰椎ヘルニアなどの場合には脚や足の運動麻痺や知覚麻痺を伴うことが多いので、突然激しい痛みに襲われたときには

皮膚に刺激を与えたときにそれを感じるか?
を確かめる必要があります。
足や脚の動きが鈍かったり、皮膚感覚が鈍いときには腰部の神経に異常がある疑いが強いので、 患者を動かさずに直ぐに救急車を呼ぶ必要があります。
足や脚の動き、知覚に異常が無ければ落ち着いた段階で病院へ行きます。

寝かせ方
脚や足の動きや感覚が正常のときには、患者に楽な姿勢をとらせます。
一般的には膝を曲げて横向きに寝たときが痛みが少ないですが、楽な姿勢は患者によります。
仰向けに寝るときは、丸めた座布団などの上に膝から足を上げ、腰を丸くすると痛みが和らぎます。
布団は硬いせんべい布団は向かず、沈み込むような軟らかいものは向きませんが、 適度の軟らかさを持ったものが適しています。

痛みの緩和方法
炎症を抑え、痛みを和らげる目的で腰を冷却剤か氷をビニール袋に入れたもので冷やします。
身体を動かすことが出来れば、腰用サポーター、市販の腰用コルセット、 幅の広い包帯やさらし(出来れば圧迫包帯)などで骨盤から腰部に掛けて巻いて固定します。
腰部を固定するのは緊張している筋肉が動くと痛みが増して更に筋肉が緊張してしまうからです。

発症後2,3日間は安静が必要
腰部筋肉の緊張を鎮めるのに2,3日掛かるので、2,3日間は安静にして腰を冷やします。 安静と腰部の冷却だけで痛みが治まっていれば痛み止めを服用する必要はありません。

温熱療法への切り替え
2,3日して痛みが治まってきたら、腰部の血行をよくするために腰を温めます。
熱いお湯に浸けたバスタオルをよく絞り、火傷をしない程度の熱いバスタオルを腰に直に被せ、 その上をビニールシートで覆います。
熱と湿り気を同時に与えると腰部奥深くまで熱が伝わり効果的なので、 使い捨てカイロのような湿気の無いものはこの段階では向きません。
熱い湯に浸けたバスタオルを絞って使うより、水に浸けたバスタオルを絞り、 それをビニール袋に入れ、電子レンジで適当な温度に上げたものが簡単です。
蒸しタオルを作る要領です。

リハビリの開始
痛みが残っているからといつまでも動かないで居ると 腰部の筋肉が硬直してかえって長引いてしまいますから、痛みが治まってきたら少しずつリハビリを始めます。

  1. 先ず、仰向けに寝たまま深呼吸を繰り返します。
    息を吸うときには胸を大きく張り胸の筋肉の緊張を解します
  2. 次に、両膝を曲げて仰向けに寝ている状態から、膝を曲げたままで片脚を外側に徐々に開きます。
    ことき、広げる方の脚の股関節前面(脚の付け根の前側)を指で押します。
    痛むときは毎日何回か少しずつやってみます。
    両脚を伸ばして寝られるようになるのが目標です
  3. 両脚を伸ばして寝られるようになったら横向きに寝た状態で膝を胸に付けられるようにします。
    片膝ずつ少しずつやります。
  4. これが出来るようになったら、仰向けに寝た状態から両腕と両足で身体を支えてお尻を徐々に上げてみます。
    このとき、腹筋に力を入れて腰が反らないように注意します。
    ここまで出来ると起き上がることが出来ます


痛みがあるときの寝返りの方法
健常時の寝返りは背骨をねじって行っていますが、腰痛のときに背骨をねじると痛みが強くなるので 脚と腕を使って上半身と下半身を同時に回して背骨をねじらないようにします。
痛みで上半身が動かせないときは回転したい側にある柱に丈夫な紐を結びつけてもらい、 その紐を手で手繰るようにして上半身を回します。
身体を回す向きは、痛みが強い側を下にするように回します。


痛みがあるときの起き上がり方
トイレなどのために起きたいときには、寝返りの要領で身体を回し、先ず、うつ伏せになります。
次に、両腕に体重を掛け、痛みの強い側から膝を立て、四つん這い状態になります。
それから、片脚ずつ立ち上がります。
このとき、近くに支えになるような物を置いて、それを手で押しながら立つと楽です。

ベッドの場合は、痛みの強い側に身体を回して両足をベッドから降ろし、次に上半身を起こしてベッドの縁に腰掛けます。
そして、両手で両膝を押しながら立ち上がります。
ベッドに入るときは、痛みの強い側からベッドに横たわります。








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