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身近に生えている危険な植物

危険な植物:朝顔

子供たちが夏休みの観察日記などで植えるアサガオです。
種子は、漢方薬で、生薬名を牽牛子(けんごし)といいます。
牽牛子は、強力な植物性下剤です。
下剤としては、1〜2グラムぐらいが適量で、5,6粒で下痢を起こします。
身近にある植物ですが、服用する場合は、漢方薬に詳しい医師、薬剤師に相談する必要があります。
特に妊婦は間違っても服用してはいけません。

朝鮮アサガオ

普通のアサガオより大きく、花は秋に咲き、アサガオに似た淡紫色または白色の五弁花
全草が毒。特に種子に強い毒性があります。

乾した葉は生薬の曼陀羅(マンダラ)葉です。
校庭や庭、荒地などに咲いていることがあるので要注意です。
華岡青洲がこの花から麻酔薬を作ったことで有名です

洋種朝鮮アサガオ

ナス科の1年草。帰化植物なので、都会の荒れ地に多いものです。
全草に異臭があり、茎は紫色。
花期は夏、アサガオに似た、淡紫色または白色です。
葉は生薬の曼陀羅(マンダラ)葉で、劇薬です

ドクウツギ

ウツギといっても、普通言っているウツギとは植物学的には違うものです。
ウツギは、ユキノシタ科。ドクウツギは、ドクウツギ科です。
ドクウツギは、葉、茎、実、根全て、死に至る猛毒成分を含みます。
花期は春、葉より先に花序を出し、黄色の花を穂状につけます。
実は豆粒大、夏に赤くなり、その後に黒色になります。
実は黒色に熟すると甘い果汁を含みますから特に注意してください。
ドクウツギの毒は、死に至るので要注意です

スズラン

観光客誘致にスズラン娘が配る、あのスズランです。
全草が毒です。
花が咲いているときやスズランを栽培しているという自覚がある内は事故は少ないですが、 野生化していたり、ニンニクやニラ、ノビルなどのようにスズランと葉が似ている野菜・山菜と同じ所に生えていると、 野菜・山菜を採るつもりでスズランの葉も採ってしまうので要注意です。
一度、野菜・山菜として採られると調理の段階では毒草が混じっているとは思わないので、なおのことです。
根は、生薬名を鈴蘭根といい、強心利尿剤として利用しますが、素人が使える薬草ではありません。
秋、実は赤く熟しますが、これも猛毒なので、小さい子供のいる家庭では、子供の手の届きそうな場所にあるものはとってしまうことです。
市販されている園芸用のスズランにも猛毒があります
*全草に強心配糖体といわれる一種のステロイド配糖体のconvallatoxinなどが含まれています。 convallatoxinはジキタリスと同じ作用がありますが、やや弱いです

ドクゼリ

根が筍状ならドクゼリです
ドクゼリの特徴:葉は細かく分かれている。
茎が高く伸びる。
白い花の塊をつける。
香りが食べられるセリとは違います。
食用になるセリの匂いを良く覚えておくことです。
ドクゼリの毒は量によっては、死に至るので要注意です

クサノオウ


上の写真は、花期のクサノオウです
越年生草本、温暖な地方では多年草。路傍、草地、荒れ地などに生えます。
全草粉白色を帯びた柔らかい緑色で、茎を切ると、黄色からだいだい色の液を出します。
多量に摂ると、昏睡、麻痺、強い腹痛を起こします

福寿草(フクジュソウ)


上の写真は、花期の福寿草、葉が人参の葉に似ています。
断るまでもなく、お正月飾りの寄せ植えなどに珍重される植物ですが、死に至る猛毒を持っています。
花が咲いている時には背が低いですが、花後は急に背丈が伸び、人参か、菊の葉のような葉を広げます。このときには、食べられそうな雰囲気を持っているので要注意です。
薬草として、強心、利尿作用が認められていますが、家庭で利用できるものではありません。

彼岸花(ヒガンバナ)


上の写真は、ヒガンバナの花
この植物は、福寿草と違って食べようとは思わないでしょうが、死に至る猛毒を持っています。
毒性は、強い嘔吐を起こします。
命に関わるような毒を飲んでしまい、かつ、他に手段がない場合に、新鮮な鱗茎1−3グラムを飲ませますが、家庭で内服させては絶対にいけません

紫陽花(アジサイ)

梅雨に似合うアジサイですが、青酸配糖体が含まれていて、 食べると消化酵素と反応して猛毒の青酸が作られて中毒を起こします。

ミズバショウ

尾瀬で有名なミズバショウです。
鉢植えで市販されていることがあり、一般家庭にもあるかも知れないので注意です。近縁のザゼンソウも有毒です。




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