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100円ショップで買ったトランスミッター

100円ショップは玉石混淆なのでしばし ば、玉を求めてしばしば行くのですが、 2009年暮れ、「CAR CALL」という、携帯電話の受信音声をFMカーラジオで聴けるようにするトランスミッターを買ってきました。
この商品を最初見たとき、トランジスター1石の自励発振回路にコンデンサーマイクをかませてFM変調(周波数変調)をしているのだと思いました。

自励発振回路というのは、コイルとコンデンサーで作られている共振回路に増幅器でエネルギーを供給して発振を継続させるもので、 温度などで共振周波数が変動する欠点があるために簡単な発振回路として使われています。
受信側がPLL式でないラジオの場合は(受信周波数表示がアナログ表示のラジオ)、 受信電波の周波数が多少変動してもラジオ側でそれに追随するように働く回路があるので自励発振回路でも実用になりました。
(FM変調(周波数変調)から音声信号を取り出すための復調回路にコイルを使う方式では、復調回路に正確な周波数の高周波電流が入力されないと、 その周波数ずれに応じた電圧が発生するので、この電圧を可変容量ダイオードに掛けて受信周波数の変動を抑えられます。)

最近のカーラジオやオーディオ機器に付いているラジオのようになると、PLL式になると、 トランスミッターの送信周波数の変動は致命的になります。
というのは、PLL式では正確な周波数を発振する水晶発振回路からの高周波電流と位相まで ぴったり合った任意の周波数を作る発振回路を使って受信するために、決まった周波数でしか受信できず、 また、周波数のずれた電波に追随することもできないのです。
致命的な欠点があるとはいえ、100円ですから・・・と購入しました。

しかし、分解してみると、17.7744Mhzの水晶(クリスタル)が入っているではありませんか。
それに、チップ型のトランジスターが3個
ただ、高周波回路に付き物の共振回路用のコイルが見当たりません。
アンテナも見つけられません。
百円ショップで購入したトランスミッターの内部写真表
百円ショップで購入したトランスミッターの内部写真裏
細かすぎて基盤から回路図を起こす気になれませんが、水晶発振回路で17.7744Mhzを発振させ、 かつマイク回路からの出力で変調し、その高周波出力を基盤の外周部をループにしたアンテナを 回路に含めたトランジスターで増幅しているようです。
17.7744MhzではFMラジオの受信帯域に入りませんが、5倍の高調波88.872MhzがFMラジオで受信できます。

普通のトランスミッターは必要 としない周波数(この場合は、基本波の17.7744Mhz,3倍高調波53.3232Mhz, 7倍高調波124.4208Mhz,9倍高調波159.9696Mhz,・・・などは、88.872Mhzだけを通す バンドパスフィルター 同調回路 を通して減衰させますが、この100円のトランスミッターにはそれらしい回路が無く、 基本波と高調波を放射しています。電波としての出力が小さいから構わないのでしょうか。

では、このトランスミッターから放射している電波は何メートルぐらいまで受信できるのでしょうか?
周囲数百メートル内に建物が無い畑の中で実験してきました。
と言っても、電界強度計が無いので、中国 DEGEN社製品ラジオDE1103で受信して、 FM検波器特有のザーという雑音が出た所までの距離を測ってみました。
受信実験中のラジオDE1103
写真の左上隅の自転車のサドルの上にトランス ミッターが、 写真の右下隅にロッドアンテナを伸ばしたラジオがあります。

ラジオから雑音が出始めたのは、トランスミッターから約25mの距離でした。
トランスミッターの大きさは、ボタン電池(CR2032)の2倍ほどで、 アンテナ線が出ていないのですから考え方によりますが、大きすぎる到達距離です。
と思っていたのですが、オーム電機社製のポケットラジオKM-125では、 50cm離したら雑音だらけになって実用にはなりませんでした。
トランスミッターの電波出力より、ラジオの感度の差に愕然としました(笑)




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