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視力は良くなるか

みなさんの中には、遠くが良く見えない人もいるでしょう。
健康雑誌などには、見ているだけで視力回復する絵とか、つぼ(身体の特定の場所を押すと身体の機能が回復すると言われる)とかいろいろ載っています。
それらは本当に効果があるのでしょうか。

視力の悪い人で、 屈折異常(くっせついじょう)だけの人(めがねやコンタクトレンズをすれば、ちゃんと見える人) は、挑戦してみたらどうでしょう。
視力回復方法には
(1)遠くを見る
(2)遠くと近くを見るの繰り返し
(3)近くから遠くへ焦点を徐々に動かす
(4)つぼを指圧する
(5)ヨガ
・・・・・・・・・・・・・・
と、いろいろあります。

研究として報告するには、視力回復方法について、 その方法をやる前の視 力、始めてからの日ごとの視力
その方法をやるためにくふうしたこと、 などを書いて下さい。

でも、この研究には注意が必要です。
(1)眼球(めのたまです)を強く圧迫しない(つよくおさないこと)
(2)眼球を無理に動かさない
(3)疲れたら休む
(4)回復方法について書いた本があったら、その本にある注意を守る
(5)お金のかかる道具などは使わない
などです。
私も視力が弱い(近視と乱視)ので、 いろいろやったことはありますがなかなかうまい方法がありません。
眼科の教授などは、眼が無理をしているだけで治らないとは言います。
近視になりたてなら治るかも・・・・・・

自分の眼のことなどで、無理をしないようにして下さい。

身近な自然と科学 Vol.137【視力回復トレーニング考】
2005年9月8日に配信したものです
眼の構造については以前配信したものと重複すると思いますが、視力と関係すると思われる点に留意して再度触れておきます。

光は最初に“角膜”とその内側にある“前房”で作られる凸レンズに入ります。
この凸レンズ部分の屈折率は水とほぼ同じなので、水で作ったレンズと考えてください。

次に光は“虹彩”を通過します。
虹彩は穴の大きさが可変の遮蔽版のようなもので、入って来る光量が多い時には穴を狭く、光量が少ないときは穴を広くして次段に入る光量を一定にする働きがあります。

次に“水晶体”に入ります。
この部分は水より僅かに屈折率が大きい凸レンズです。
水晶体の周りには毛様体という筋肉があり、この筋肉は周囲から均等の力で水晶体を引っ張り、視るものまでの距離に応じて網膜に像がはっきり写るように水晶体の厚みを変える働きをします。

ここまでで眼のレンズ系は終わります。
眼のレンズは、角膜と前房、水晶体で構成され、その焦点距離は約17mmです。

次に、レンズを通過した光は“硝子体”を通って網膜上に像を結びます。
硝子体の屈折率は水とほぼ同じなので水中を通過するのと同じです。

網膜の表面には“視細胞”が並んでいて、視細胞に光の粒が入ると色素が光エネルギーを吸収して化学変化を起こし電気信号を作り出します。
視細胞の大きさは中心部で1.6マイクロメーターほどなので、 tan(s)=(1.6E-6/2)/1.7E-2
分解能=2×s
となって、隣の点とを区別する能力(分解能)は最高で約19秒となります。

その他、眼球を動かすために眼の周りには直筋と斜筋が6本あります。


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続いて、屈折異常の原因について。
先ず、近視についてですが、この症状は遠方を見た時(平行光線が入る)に網膜上で像を結ばず、レンズ寄りで像を結んでしまうもので、この原因は2 つ考えれます。
一つは、眼のレンズの焦点距離が短すぎることです。
先天的に短い場合も考えられますが、先天的なものは次に述べる事と関連しますので、ここでは、水晶体が異常に厚くなって焦点距離が短くなってしまった、 毛様体の筋力が弱くなってしたとしておきます。

もう一つは、眼のレンズの焦点距離に対して眼球の奥行きが長すぎることです。
これは前述したように焦点距離との関連です。
眼は身長などよりはるかに早く成長が止まるので眼球の奥行きが長すぎる原因による近視の方は子供の頃から近視の方に多いようです。

遠視は近視の逆で網膜より後ろで像を結ぶ症状で眼からどの距離のものを見てもはっきり見えません。
原因は眼のレンズの焦点距離が長すぎる、或いは眼球の奥行きが短すぎることです。

遠視は近視より重大な問題を引き起こします。
眼が開き始めた赤ちゃんが遠視だった場合には、網膜上に像を結ぶことが無いので視細胞や画像処理用の神経組織などの視神経が発達しないため、少し大きくなってから気付いてメガネをさせても、健常人と同じように見えないのです。
ですから、眼を開いているのに視線が動く物を追わないような赤ちゃんは早期に医師に相談する必要があります。

乱視は角膜に傷がある場合や、角膜や水晶体が歪んでいるときに起こります。
紙等に描いた真円が不規則な形に見える不正乱視は角膜に傷がある場合が多く、ハードコンタクトレンズを装着し、角膜とレンズの隙間に涙液を満たすことによって角膜の傷による屈折異常を軽減します。

直線状の物がその物の傾きによって良く見たり見えなかったりする斜乱視は、視力回復を認める本に拠れば眼の筋肉が均一に働いていないためでトレーニングで治るとされています。

また、乱視は角膜の傷が原因を除いて乱視だけという方は珍しく、殆どの場合は近視などの他の屈折異常と一緒に起こりますから、はっきり見えていないということが、角膜や水晶体を正常に保つ能力に影響しているようです。

老眼は水晶体が老化して復元力を失い、毛様体が弛緩しても水晶体が元の厚みに戻らなくなったために起こります。

ここから問題の視力回復法ですが、眼科医にトレーニングで視力が回復するかと問うと、「一時的に多少良く見えるが疲れるだけ」と答えが返って来るようです。
視力回復法では古典的な部類に入る本には、眼鏡商の圧力によって、眼科医はトレーニングで視力が回復すると言わないのだとありますが、私なりに回復しないと言う理由を考えてみました。

薬で毛様体を弛緩させ、水晶体が最も厚い時の眼のレンズ系の焦点距離を測ります。
この時が最も近い物がはっきり見える状態で、正視の方は15cmぐらい近い物が見えますが、例えば5cmの近い物が見えるほど焦点距離が短かった場合には、 毛様体にも引っ張れる限度がありますから水晶体が薄くするにも限度があり、遠くまで見えるほど薄くならないから回復しない。
なぜこう思うかと言うと、近視の方は5cmぐらいの超接近している物でもはっきり見えるからです。
ですから、視力を回復させるには毛様体が弛緩しているときの水晶体を薄くする必要があります。
これから述べる回復法は毛様体の筋力や可動範囲を元に戻すことが出来るとは思いますが、水晶体を元の厚さに戻すことが出来るかは不明です。
(或いは角膜の曲率半径を小さく出来るかは不明です)

近視を治す幾つかのトレーニング法を、視 力は回復すると言う立場で私の経験を踏まえて書いてみます。

  1. ごく一般的に言い伝えられている方法に、星や遠くの風景を視るというものがあります。
    これは星がひとつの輝点に見える軽度の近視には有効ですが、輝点がボケて見える場合には無効です。
    というのは、星や遠くの風景の1点を視てもボケて見えるので毛様体や眼球を支えている周囲の筋肉が何処に向けて力を合わせるかが判らず、無理に何処かに合わせようと意識すれば、筋肉がバランスを失って水晶体や眼球を歪ませ乱視の原因に成りかねません。
  2. 1の方法を改善する為に視るものを近くに求めます。
    その距離は、はっきり見える距離より僅かに遠くです。
    視るものは白地に黒点のようにはっきり見え且つ面積が小さいものが良く、カレンダーの字の様に面積があるものは向きません。
    また、視力が落ちていると視るものに視点が定まらない事がありますので、黒点の周囲に字や柄などは無い方が良いです。
  3. 遠くの物と近くにある物を交互に視る方法。
    これは押しても駄目なら引いてみな、の論理で、硬直した筋肉を揺さぶって解します。
    この方法も遠くの物との距離ははっきり見える所より僅かに遠くが良いです。
    注意としては、遠くの物と近くの物を同一直線上に置くことです。
    近くの物を中央、遠くの物を右とか左に置くと、筋肉のバランスが悪くなって水晶体や眼球が歪みます。
    また、近くの物と遠くの物を同一直線上に置いてもその間の視力調整が滑らかにならない可能性があります。
  4. 一つの物を視ながら、それを遠くから近く、近くから遠くへとゆっくり動かす方法。
    これは3の欠点が無いので良い方法だと思います。
    直線レール上を物を滑らせるようにゆっくり往復させ、その一端から物を視る訓練機がありますが、親指の爪に視力検査に使うようなドーナッツ円を貼り、 それを動かす方法がテレビで紹介されたことがあります。
  5. 軽い遠視用のメガネ(凸レンズ)を掛ける。
    これは、[眼のレンズ+メガネ]の合成焦点距離を短くし、眼にピントを合わせる努力(水晶体を薄くする)を無意識の内にさせておき、メガネを外すと良く見えるというものです。
    この方法には、ガラスコップの底など、凸レンズと似たような作用をする物を通してテレビを観るという方法も含まれますが、コップの底の様な品質の悪いレンズを使うと、眼は悪いレンズを通して良く見えるように調整するので、乱視の原因になることがあります。
  6. 次の方法は、虹彩を小さくして視力を上げようとするものです。
    視力の弱い方は目を細めて見ますが、これはレンズに入る光の角度を狭くして、ピントが合う範囲を広げることを無意識にしています。
    カメラで絞り(F)を大きくすることと同じです。
    瞼を閉じ、両手のひらで両目を覆ってから太陽に顔を向けるか、または瞼を閉じて明るい照明に顔を向けます。
    太陽に顔を向けたときは目が痛いです。
  7. 次の方法はヨーガーに拠る回復方法です。
    太陽が昇った直後、或いは沈む直前の陽が眩しくないとき、瞬きをせずに陽を見詰めます。
    太陽が出ていないときは、蝋燭の炎を見詰めます。
    どちらの方法もしばらく我慢していると涙が出てきますが、涙が出るぐらい見詰めないと効果が無いそうです。



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