気になる病気の自己診断 身近な薬用植物 ゴルフのルール 種子からの盆栽入門
医療検査値の意味・読み方 美味しい調理のコツ 自然誌 病状を改善する栄養素

自由研究  ⇒  環境

オール電化と太陽光発電の問題点

電気が一般的に使われ始めた頃、家庭に送られてくる電気は照明に使われていました。
それが分かるのは電気料金請求書に書かれている契約種別「従量電灯」という文字です。
照明に、電熱器やラジオやテレビ、冷蔵庫、クーラーなどが加わり、今では給湯から IH調理器 の登場で調理まで電気で出来るようになりました。

電気がガスや灯油などより便利なのは電気コードを引いてくるだけで直ぐに使え、不完全燃焼による一酸化炭素中毒の心配が皆無、また、火災の危険が少ないことです。
高層マンションなどの集合住宅では、火災を避けるために、全てを電気で賄う オール電化 になっています。

地球環境に与える悪影響(環境負荷)もガスや灯油などの化石燃料より電気は小さい です。
電気も石炭などの化石燃料や原子力で発電機を回してつくられますが、二酸化炭素の排出抑制やその他の有害物質の除去は家庭用機器では技術的経済的に出来ない高度なものが使われるので、各々の家庭で気をつけるよりはるかに環境負荷が小さくなります。
また、電気に勝るエネルギーは将来的にも出て来ないと思われるので、設備への再投資が少なく済むことが期待できます。

このように、家庭で消費するエネルギーの全てを電気で賄うオール電化の利点はあるのですが、オール電化用の新築ではなく、既存の住宅をオール電化にするには問題点があります。
まず、家屋内を通っている電気配線の老朽化と、流すことが出来る電気容量の問題です。
特に古い家屋では問題になります。
IH調理機器を多用する台所、冷暖房機器用に新規に配線を敷設することになるでしょうし、火災や感電防止のために漏電ブレーカーを設置することにもなるでしょう。
機器そのものは安価でも安全に使うための工費費を考えなければなりません。
また、一時期に使用する電気容量が増すことが考えれるので、毎月のアンペアー代が増えます。
長時間の停電にはお湯も沸かせなくなるという心配もあります。
オール電化に伴って電気使用量が増えれば、「太陽光発電促進付加金」も増えることでしょう。

では、我が家も太陽光発電のパネルを設置しようということに。
しばしば、電話勧誘があるので、「電気代が浮いたぐらいでは元が取れないでしょう?」と応じると、「補助金が出て、30年は使えるので元は取れます」と言います。
ご存知のように、太陽光発電は半導体によって太陽光が持っているエネルギーの数パーセントを電気エネルギーに変え、それをバッテリーに蓄え、直流を交流に変換するインバーターで交流に変えて、屋内の電気配線に流します。
そして、太陽光発電で賄えない分は既存の電力会社から買い、余ると電力会社に売ります。
太陽光発電パネル やインバーターが30年間全く保守点検や修理しないで機能してくれたら、設備に掛かった費用は電力を買わないで済んだ電気代で賄えるでしょうが、風雨と強い紫外線にさらされて30年間も故障しないと考える方が無理です。
家電品が壊れるようにインバーターなどの屋内設備も壊れるでしょうし、太陽光を電気に変える半導体も進歩して買い換えた方が効率がよいということになります。
電気を蓄えるバッテリーも交換が必要です。

経済的に余裕がある方が社会への貢献のつもりで設置するのは有意義なことですが・・・








プライバシーポリシー