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葉脈標本

葉脈標本というのは、葉にある栄養分や水分の通路である維管束だけを残したものです。

標本以外にも本の間に挟む「しおり」としての使い道があるために、「しおり」として市販されていることがあります。

この標本に適した葉は、椿(つばき)、ヒイラギなど葉のしっかりしたものです。

私が中学生の頃、少年少女向け科学実験の本(書名など忘れてしまいました)で読んで、折良く家に苛性ソーダがあったので作ったのを記憶しています。
それで、研究課題として記載したわけです。
が、詳細な作り方を覚えていません。
しかし、正確にしなければ出来ないというわけでもないので、作り方を簡単に記載しておきます。

なお、 苛性ソーダというのは、工業上での慣用名で、 化学的には水酸化ナトリウム(NaOH)です。
入手の時には気をつけて下さい。
また、この薬品は強いアルカリ性で、素手で触れると炎症を起こします。
水溶液は眼に入ったら失明の惧れがありますから、万が一を考えて、メガネ、サングラス、 水泳のゴーグルなどをして眼を保護して下さい。

用意する物
つくる手順
  1. 鍋に水道水を入れ、水酸化ナトリウムまたは重曹を少しずつ入れて良く溶かして下さい。
    濃度は、重量で10パーセントもあれば十分だと思います。
  2. 良く水洗いした葉を、手順(1)の鍋に入れ、鍋を火にかけて熱します。
    水溶液を煮立てても構いませんが、強火にすると、水溶液が飛び散る可能性があるので弱火にして下さい。
  3. 煮ていると、緑色だった葉が褐色に変わってきます。
    割り箸などで葉に触れてみて、葉肉がとれそうになったら、葉を良く水洗いしてから板の上に拡げます。
    そして、歯ブラシで葉を叩くようにして、葉肉をとります。
  4. 葉脈だけになった葉に色をつけます。
    私は、つけペン用のインクを使いましたが、水性絵の具や木綿布用染料など工夫して下さい。
    ただ、湿気を吸うと色がにじむので、透明ニスをかけるとか、ラミネートするなど工夫してください。
    私は、そのまま栞(しおり)にして本に挟んで使っていました。

補足
水酸化ナトリウム水溶液の濃度 水道水200ccあたり30グラム
歯ブラシで葉肉がとれにくい時はもう一度水酸化ナトリウム溶液に戻して煮るが、 全体が柔らかくなっているので、葉脈まで溶けないように注意すること。
葉肉がとれて葉脈だけになったものは、台所用漂白剤(塩素系)などで、漂白してから染めると良い。

以上が作り方ですが、薬品の取り扱いには十分注意して下さい。

水酸化ナトリウム以外にも使えるものはあると思います。
葉肉を腐らせればよいのですから、アルカリだけでなく酸性のものでも。
或いは腐敗菌のたくさんいる所に放置してみるとか。
水辺などに行くと、自然に葉脈だけ残して葉肉が腐って いるものを見かけることがあります。

植物ではないですが、動物の骨格標本を作るのには、肉をウジに食べさせるのが一番だとか・・・・蛇足でした。








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