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固定撮影でプレアデス星団を撮る

一眼レフ用の明るいレンズが手に入ったので、三脚に固定してプレアデス星団を撮ってみました。
このレンズは
40年ぐらい前の「NIKKOR-S Auto F1.4 50mm」で、ジャンクで購入し、無謀にもレンズユニットを洗剤で丸洗いしてカビを取ったものです。
  ⇒カメラ用交換レンズの丸洗い

恒星を写真に撮る場合は、恒星の光の弱さ、地球の自転によって恒星が動いてしまう日周運動の二点が避けて通れない問題になります。
光の弱さは、従来の銀塩フィルム・カメラでは高感度のフィルムを使います。
昔から天体撮影によく使われていたのがトライXです。
白黒フィルムではアンモニア蒸気に当てて増感したり、現像液の温度を規定より上げる増感現像が行われることがありました。

デジタルカメラでは高感度の撮像素子CCDやCMOSを使いますが、一般撮影用のデジタルカメラでは撮像素子の前にローパスフィルターがあり、赤色系の光を弱めています。
このため、赤っぽい星や星雲がよく写らないという欠点があります。
そこで、ローパスフィルターを取る改造が出来るキャノンのEOSKissDXなどのEOSKissが天体撮影に向いていると人気があります。
改造は技術が無いと出来ないので業者に頼むことになり、改造してしまうと一般撮影には使えません。(赤っぽい写真になる)
ニコンのデジタルカメラではCMOSに比べてノイズが少ないCCDを使っているD40が人気があります。
D40は改造は出来ず、中古品しか出回っていませんが、EOSKissの中古品より価格が安いです。

もちろん、一眼レフカメラだけでなく、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)でも天体写真(星野写真)は撮れますが、露出が10〜30秒間がぐらいできること、セルフタイマーかリモコンでシャッターが切れることが必須条件です。
また、F(焦点距離÷口径)の小さい明るいレンズが付いていることも必要ですが、コンパクトデジタルカメラは一眼レフにキットとして付いている標準ズームより明るいレンズ(F2.8〜)が付いていることが多いので撮れないことは無いです。

デジタル一眼、コンパクトデジタルカメラを新規購入する場合には、ISO感度が高く設定できて明るいレンズが付いているものを選べば、一般撮影、気が向いたら天体撮影と共用できます。
(明るいレンズは一般撮影でも夜間や室内での撮影には非常に有効です)

日周運動の影響を避けるためには、地球の自転と同じ速度でカメラを動かせる赤道儀が必要です。
カメラ用三脚にカメラを固定して長時間露光した場合には星像が円弧の一部に写ってしまいますが、赤道儀を使えば数十分間という長時間露光でも星像が点に写ります。
しかし、赤道儀は高価かつ重く、また、調整も面倒なので、天体写真初心者には先ず三脚に固定しての撮影をお勧めします。

カメラを任意の方向に向けて固定する三脚ですが、手許にあるもので間に合います。
百均で売っている超小型の三脚でも気をつけて使えば撮影できます。
天体撮影用に新たに購入するときには、重くてがっちりしたもの、ガタが無いものにしてください。
リサイクルショップで一昔前の重い三脚を物色するのが安上がりです。
三脚が少々の風で微動するようなときには、三脚に
バックや重りを載せたりぶら下げて三脚を安定させます。
三脚が突風によって転倒したり、小さなお子さんなどが躓いて三脚を倒す心配があるときには、カメラのストラップに紐を付けてそれを手で持ち、三脚が倒れてもカメラが地面に叩きつけられないようにしておくと安心です。
また、三脚は安定するように出来るだけ脚を伸ばさないで使います。

さて、今回は固定撮影でプレアデス星団を撮ってみました。
夜空の状況は天体観測観望に向いているとは言えません。
街路灯は四方に在り、直ぐ側の道路にはヘッドライトを点けた車が行き交い、コンビニの看板灯もあります。
曇っている夜には街の灯火が雲を映し出します。
私の視力が悪いこともあって見えるのは一等星以上ぐらいで、よく晴れた夜に、安物の口径5cmの双眼鏡を使えば、5〜6等星ぐらいまで見えるようなところです。

カメラはニコンD40、レンズは上記したようにジャンクの古物 「NIKKOR-S Auto F1.4 50mm」です。
先ず、双眼鏡でプレ アデス星団を探し、それから、カメラをプレアデス星団に向けるのですが、カメラのファインダーでは星ひとつ見えませんし、高度が高かったので三脚の下に潜り込むようにしないとカメラの向きも正確にわからないので勘でした。
もちろん、光害と視力の悪さでファインダーでなくても見えません。
裸眼で星が見える場合には
⇒枠だけのファインダー を自作すると便利です
とりあえず、レンズの絞りを開放(F1.4)露出10秒間で撮影し、幸いなことにプレアデス星団が画面の端に写っていたので、カメラの向きを微調整しました。
シャッターを切るときにカメラに触れるとカメラが揺れるので、セルフタイマーかリモコンでカメラに手を触れずにシャッターを切ります。
そのようにして撮ったプレアデス星団が下の写真です。プレアデス星団の部分だけ切り取ってありますが、画像の明暗や色調の調整はしてありません。
F2に絞っても色収差が出ています。
撮影日時 2011年11月21日20時12分〜27分の間


ISO200 F1.4  15秒

ISO1600 F2.0 10秒

ISO1600 F2.0 10秒

ISO1600 F1.4 5秒

ISO1600 F1.4 5秒







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