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福島の原子力発電事故による放射能物質の拡散は山野好きの自然愛好家には特に残念なことでしたが、草むらなどに生息するマダニ(大きさ2mm〜10mm)が媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」にも注意しなければならなくなりました。
この感染症の恐ろしいのは、進行が早く、しかも重篤化するということです。
マダニは、春から秋、或いは温暖地帯の山野・草むら・畑などの丈の低い植物の葉先に多く生息しています(動物が多く通る高さと夜露などで適度に水分が多いところ。冬季は落ち葉の下などの暖かく乾燥しない所)。
マダニが生息していそうな所に触れてから約1週間〜2週間後、嘔吐、倦怠感、発熱、下痢(多量の黒色便)、下血が起きたときには「
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の可能性があるので注意しましょう。
マダニに噛まれても痒くならないことが多いので痒くならないからマダニに噛まれていないと安心はできません。
また、感染した人の血液が傷口などから体内に入ると感染するので患者の周囲の人たちも注意を要します。
また、屋外に出すことがある犬や猫にマダニが付くことがあるので犬や猫にも注意します。
致死率が10%以上ありますが特効薬が無いので園芸や野山などに草木に触れるときには長袖長ズボン手袋を着用してマダニに噛まれないようにするのが重要です。

飼い犬がSFTSウイルスに感染(朝日新聞デジタル9月21日(土)18時40分配信)、草むらなどに犬を近づけない方がよいかも

「山口大の前田健教授(獣医微生物学)らは昨年、40都道府県で動物病院を受診した飼い犬計743匹の血液を調べた。
その結果、山口、熊本、宮崎の3県で、調べた飼い犬の16〜5%が、ウイルスに感染したことを示す抗体値が高い強陽性だった。・・・・・・・・
犬の場合、SFTSウイルスに感染しても発病したという報告はなく、犬から直接、人に感染した例はこれまで知られていない。」


蚊に刺されてから、3日〜7日(最長14日)後に、発熱、頭痛、発疹が出た場合は、デング熱の疑いがあります。ダニの刺し口痕がある場合はツツガムシ病(風土病)の疑いがあります⇒発熱から病気の自己診断


破傷風について
注意:情報の正確を期していますが命に関わる事なので、不明および疑問点は他所でも確認してください。
Web上では「破傷風」で検索すれば公的機関の情報が直ぐに見つかります。

日本国内においては事実上最も恐ろしい感染症が破傷風です。
破傷風菌は土中(主に地表から30cmまで)や埃などに芽胞(胞子)の状態で存在しているので、 表題は自然愛好家ですが、野山を駆け巡り、庭で土いじりをする自然愛好家のみならず、全ての人が常に脅かされている病気です。

何と言っても恐ろしいのはこの病気の40〜80%に及ぶ致死率です。
菌が身体に侵入してから発症するまで3日から3週間(最長8週間)で、発症が早いほど、病状の
悪化が早いほど死に至る可能性が高くなると言われています。

発症した場合は、舌のもつれ、手足が動かしづらい、歯肉をむき出した顔つきになる、口が開けられない、食物が飲み込めなくなる、肩凝り、背筋の痛み、腹部の痛みなど様々の症状が出ます。
これらの症状は、破傷風以外の病気でも出るので他の病気に間違われることがあります。
破傷風は患者から菌を検出することが困難なので、些細な創でも覚えがある場合は医師に告げる必要があり発症後適切な処置がなされないと、微かな物音や振動、光に反応して身体を弓なりにするように硬直痙攣し、最悪呼吸できずに死に至ります。

破傷風菌に感染する原因は外傷ですが、交通事故のような大きな創から木や竹の細い切れ端が刺さったような日常ある些細な創とも言えないような創、動物に噛まれた創、衛生状態の良くない
医療行為でも感染する可能性があります。

どのような創が破傷風菌の感染をもたらすかを考えるには、破傷風菌が酸素嫌いであることに着目すると容易です。
この菌は、酸素のある空気に触れると死滅するので、酸素の無い創、すなわち体内に深く入り込んだ創で、且つ、傷口が自然に或いは人為的に閉じられて酸素を遮断されてしまった創が重要になります。
例を挙げれば、実際に症例が多いのですが「古釘を踏んでしまった」「汚れた樹木や竹が刺さった」などです。
その他、創は浅くても、転んで作ったような擦り傷、傷口が綺麗に切れていない創などです
(両者共に菌に汚染された土や砂粒など体内に入りやすい)

創を負ってしまった場合の応急処置法ですが、大きな創の場合は直ぐに医師の処置を受けることになるので、医師に診てもらうか迷う程度の創の話に限ることにします。
先ず、水道水などの
綺麗な流し水で傷口を洗います
出来るだけ創の奥深くが洗えるように傷口を広げ水をかけます。土など汚れた物が付着していた場合は出来るだけ除去したいのですが、傷口を押さえたり圧力をかけてしまうと表面に付いている芽胞が体内に入り込むので注意してください。
傷口に付着した粉末を洗い流す気持ちでしてください。
出血している場合でも血ごと洗い流してください。
血の中に芽胞が含まれている場合があります。
創が深い場合には奥深くまで水で洗うのは難しいと思いますが、流水の近傍は圧力が低くなるので傷口から菌を吸い取って流してしまうことも期待できます。
山野などで水道水が無い場合はペットボトルや缶入りのお茶などでとにかく汚れを落としてください。
動物に噛まれた場合は破傷風菌以外の感染症にも注意が必要なので石鹸水で洗うこともお勧めします。
次に
傷口を念入りに消毒してください。
芽胞状態の破傷風菌は薬剤に強くて普通の消毒薬では殺せませんが、他の菌が傷口で増殖すると酸素を奪ってしまい、傷口が破傷風菌の好きな酸欠状態になってしまうので他の菌だけでも殖えないように消毒します。

出血が少ない場合、或いは止まってしまった場合に病院に行くかどうか迷うと思いますが、汚れた創で、創の深さが1センチ以上あると思われるときにはなるべく傷口を塞がないようにして直ぐに病院に行って下さい。
創を負ってから6時間以内が良いようです。
できれば創を負おう原因になった釘や木片などを医師に見せてください。

病院では創を徹底的に洗浄しますが、創の状態によっては患部を切開して汚れた肉を除去します。
創の深さが1センチに満たなくても汚れた創(汚れたもので負った創)の場合は出来るだけ早く病院に行って下さい。
病院では、抗菌剤の服用と破傷風発症予防の為に「破傷風トキソイドワクチン」を筋肉注射します。

(破傷風トキソイドワクチン注射を5年以内に注射しているときは注射しないこともある)

破傷風は発症してから治療するより、発症予防の方がはるかに簡単な病気です。
予防には破傷風トキソイドワクチンを注射するのですが、幼児期には三種混合ワクチン、小学校高学年の頃に破傷風トキソイドワクチンを注射、二十歳前後に破傷風トキソイドワクチンを注射、その後は5〜10年おきぐらいに1回破傷風トキソイドワクチンを注射すれば人生の全期間においてほぼ発症が抑えられます。

幼児期に三種混合ワクチンを打っていない方は、破傷風トキソイドワクチンを注射、その約一ヵ月後に破傷風トキソイドワクチンを注射、その約1年後に破傷風トキソイドワクチンを注射、その後は5〜10年おきぐらいに破傷風トキソイドワクチンを注射します。

なお、破傷風トキソイドワクチンには筋肉痛、倦怠感、微熱などの副反応がありますので注射後激しい運動は避け、数日は体調管理に努めてください。

破傷風の発症が濃厚な場合は、破傷風の発症を待たずに毒素を中和する「破傷風免疫グロブンリン」を投与しますが、これは人の血液から作るため他の病気を感染する危険があるので注意を要します。

破傷風トキソイド ワクチンの副作用
重大な副反応
ショック、アナフィラキシー様症状:まれにショック、 アナフィラキシー様症状(全身発赤、呼吸困難、血管浮腫等)が現れることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
⇒ショックとは

その他の副反応

  1. 全身症状:発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、まれに下痢、眩暈、関節痛等を認めることがあるが、いずれも一過性で2〜3日中に消失する。
  2. 局所症状:発赤、腫脹、疼痛、硬結等を認めることがあるが、いずれも一過性で2〜3日中に消失する。
    但し、局所の硬結は1〜2週間残存することがある。
    また、2回以上の被接種者には、ときに著しい局所反応を呈することがあるが、通常、数日中に消失する。

破傷風
土壌中に棲息する嫌気性の破傷風菌(Clostridium tetani)の芽胞が、傷口から体内に侵入することで感染を起こす。
破傷風菌は、神経毒であるテタノスパスミンと溶血毒であるテタノリジンを産生する。
テタノスパスミンは、脳や脊髄の運動抑制ニューロンに作用し、重症の場合は全身の筋肉麻痺や強直性痙攣をひき起こす。
一般的には、舌がもつれ会話の支障をきたすことから始まり、歩行障害、全身の痙攣と徐々に重篤な症状が現れる。テタノリジンはあまり問題にならない。