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ギリシャ神話ゼウスの決起

神の子は短期間で大人になります。
ゼウスは無事に成長すると、ティーターン(巨人)の女神メーティスの助言に従って、 母レーアーを訪ねて復讐に立ち上がりました。

ゼウスはレーアーの口利きでクロノスの側近になると、 メーティスに教えてもらっていたようにレーアーから芥子と塩入の蜂蜜をもらってクロノスに差し出しました。
そうとは知らないクロノスは、その蜂蜜を一気に飲み干しました。
すると、クロノスは直ぐに激しく咳き込み、飲み込まれていたゼウスの兄弟たちを吐き出しました。

吐き出された中には長男ハーデースや次男ポセイドーンが居ました。
(異説ではポセイドーンはクロノスに飲み込まれずに馬飼いに預けられていたといいます。
ポセイドーンがいつも馬が曳く戦車に乗っているからでしょう)
ハーデースやポセイドーンは無傷で吐き出されたのでゼウスに感謝してゼウスの従者になりました。

次にゼウスたちが攻撃したのはティーターンたちを配下に治めていた巨人アトラースです。
というのは、クロノスは既に力を失っていて実質的な権力はアトラースに移っていたのです。
アトラースとの戦いは十年経っても決着がつきませんでした。
大地母神が言いました。
クロノスによってタルタロス(暗黒の奈落)に閉じ込められているキュクロープスたちを解放できたら戦いはゼウスたちの勝利だと。
そこで、ゼウスはタルタロスの番人の老婆から鍵を奪い、キュクロープスたちを解放しました。
キュクロープスは感謝して、ゼウスに武器として雷霆(らいてい:石斧)を、 ハーデースにはかぶると見えなくなる兜を、ポセイドーンには三叉の戟(げき:先の尖った青銅製の武器、 農具のピッチフォークに似ている)を与えました。

次にゼウスたちが襲撃したのはクロノスです。
先ず、見えなくなる兜をかぶったハーデースがクロノスから武器を奪い、 次にポセイドーンが三叉の戟でクロノスに襲い掛かると見せてその隙にゼウスが雷霆でクロノスを撃ち殺しました。
百の腕を持つ巨人が襲い掛かってきたときには、ゼウスと一緒に育てられた山羊の神バーンが大声を発して追い払いました。
一方、負けたアトラースは罰として天が落ちて来ないように支え続けるように命じられました。

この話は、先ず、ペロポネソス半島テッサリアに住んでいた巨人信仰を持っていたプレ・ヘレーネスに、 ゼウス信仰を持ったヘレーネスが臣従して近づき、隙を見てプレ・ヘレーネスを追い落としたことを言っています。
この事件が起きた年について、1世紀の歴史家タルロスはトロイア攻略の322年前(紀元前1505年)と残しています。

次に、ゼウスが使った雷霆は黒曜石で作られた石斧で、宗教上は女性しか使えないものでした。
すなわち、クロノスの妻である女王レーアーは使う権利を持っていて現に振りかざしたことがありますが、 クロノスは使えなかったのです。
その石斧をゼウスがもらったということは、女尊男卑の社会が終わったことを意味しています。


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