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子は親を乗り越えられるか?

身近な自然と科学 Vol.24【子は親を乗り越えられるか?】<_/p>

“遊んでいる調節遺伝子が変異を繰り返し、今、働いている調節遺伝子の能力を超えた時に一気に生物が外観を含めて変る可能性がある”と書きました。
擬人化すれば、今働いている遺伝子は親で、遊んで変異を繰り返しているのは子供とも言えます。
親が生計を立てている間は、子供は「どら息子どら娘」と嘲笑されながらも
資格試験を受けたり、フリーターしたり、事業に手を出したりして失敗を繰り返しても心中しなくてすむ訳です。
その内、大当たりして親より遥かに高い地位と名声と収入を得られるようになれば、家そのものが変ってしまいます。

この問題について化石から考えるのですが、その前に、生物の分類は・・・・
界(かい)→門(もん)→網(こう)→目(もく)→→科→属→種 [→亜種→変種→品種 ]
となっているのを記憶しておいてください。
界は最も大きな区分けで、その下に門という区分け、その下に綱・・・というように下位になるほど生物としての差が少なくなります。

確認された生物の主なものを辿ると

このような予備知識を踏まえて・・・イギリス・ウェールズ大学の動物学者James Broughは『原生動物の“門”は5億年前のカンブリア紀から存在していて
それ以後、新しい門は生じていない。約4億年前の古生代初期から既存の門の中で新しい“綱”は出現していない。新しい“目”は、約6千年前の中生代終わり(白亜紀)から出現がとまっている』と述べています。
要するのに、分類上の上位ほど早くに進化が止まっているということです。
また、海洋生物については、古代と比べて海洋生物の姿形の多様性は減っているのに種は増えているという説も有ります。

これらの分析が正しいとすれば、生命体が生まれた当初に大きな変異をもたらす調節遺伝子が使われ、使われる(進化した)毎に残った調節遺伝子は、変異してもその変異の大きさは徐々に小さいものになってしまっている。
つまり、調節遺伝子の変異がもたらす進化にも限度があるということになります。

生物の始まりが1つの原始細胞で、それがいくつもの種類に分化してそれぞれの生物(魚とか人間など)になったのなら、分化した時点で、「お前はどう頑張ってもこれ以上は進化できません」というプログラミングされている遺伝子を分け与えられていることになり。
幾つもの原始細胞が各々全く別に生まれたのなら、何かの原因で最初から各々進化の限度が決まってしまっているということになります。

ゴキブリは2億8千年前に出現し、それ以来変化せずに“生きた化石”と言われています。
人間と馬の超先祖は6千万年前に分かれたと言われます。この違いは不可思議です。





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